Pon de Replay
日曜の夜は(局、地方によって放送時間帯が違うで実は土曜の夜にも聴ける)夜更かしして懐かしいーシー・ケーサムのカウントダウン番組を聴いていると数週間前に書きましたが。
ストリーミングの次世代のポッドキャスティングがここでも話題になりましたが、PCさえあれば世界中のラジオがどこでも聴けるようになったストリーミングもまだまだ捨てたものではありません。
一時期、著作権の関係で音楽関係の局がごっそり手を引いてしまいましたが、それでも自分のテイストに合った局が見つかるとうれしいし、ケーシーのような昔から聴いていたDJの番組がいまだに聴けるのもうれしいです。
「アメリカントップ40」で世界的に有名になった彼でしたが、それ自体は2年前に引退して「アメリカンアイドル」のホストであるライアン・シークレストに譲り、現在はアダルトコンテンポラリーフォーマット局用の「アメリカントップ10」とホットAC,アダルトオルタナティヴフォーマット用の「アメリカントップ20」をともに3時間ずつやっています。「アメリカントップ10」にいたってはカウントダウン番組というよりほとんど懐メロ番組といった色彩が強いですが、昔からのケーシーのファンはそういう曲を紹介する彼が聞きたいのでしょう。実際ケーシー自身が、本家のトップ40を降板した理由は、ヒップホップやラップがチャート上位を占めるようになったのを嫌ったためだと発言していたようです。
ケーシーは御歳のためか(おそらくは契約に含まれているのでしょうが)休暇をとることも少なくないのですが、先週の放送はその休暇にあたっていて、そのピンチヒッターを努めていたのがチャーリー・ツナだったんです。
日本でもかつて、FEN(現AFN,Eagle810)がアメリカ現地の有名DJの番組を一時間単位で流していた形式だったとき、ウルフマンジャックと並んで看板を背負っていた感じでした。
ツナ缶詰の宣伝マスコットキャラクターから名前を頂いたという彼は、現在もロサンゼルス地区のモーニングDJで活躍中であり、KBIG104 というCHRフォーマットの局で、西海岸標準時で午前
5時から10時まで月金で担当していて、実はこれもストリーミングで聴けます。日本時間だと夜の9時から午前2時になります。
克也さんがZIP Hot 100でやっている、「テレフォンチャンスライン」や「言論の自由」の、リスナーに一斉に電話をかけさせて、つないで一言言わせては直ぐに切って次にいくやり方は、チャーリーがやっていた、telephone pollというコーナーからアイディアを頂いているんじゃないか、と思ってます。
そんなチャーリーのカウントダウン番組を聴いたのは初めてでした。普段の放送ではワイルドな話し方をする彼が、猫を被ったみたいにまじめな、ケーシーに劣らない原稿読み口調の放送でした。そういえば、70年代、FENで聴いた彼もワイルドだったけど、ただ軍の情報の原稿を読んでいる時だけ、いかにも嫌々やらされてるって感じで急に大人しくなってとトチリもあった、なんてことも思い出しました。
しかし、ケーシー・ケーサム、チャーリー・ツナに小林克也かあ。リック・ディーズも聴けるし、僕がラジオや洋楽を聴き始めたころと顔ぶれが代わっていない。30年間進歩していない僕が問題なのか。いや、やっぱりいいものは時代を超えて生き残るんだろう。アンコーさんも復活したし。ケーシーは1932年生まれの73歳で、克也さんは彼よりもX歳もお若い。まだまだですね。それからやっぱり、こんなラジオ生活を可能にしてくれているインターネットにも改めて感謝。
今回のタイトルは言わずもがな、今アメリカでも日本でも大ヒット中の Rihannaの曲。”Hey Mr. DJ, won’t you turn the music up?”と、DJを歌った曲は数々あれど、一番新しいので頂きました。でもこの曲は必ずしもラジオのDJのことを歌っているのではないようで、DJの意味も変わってきてしまいました。
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コメント
はじめまして、チャーリーツナにケイシーケイサム
とってもなつかしいですね。
当時、チャーリーツナの軽快なおしゃべりが大好きでした
って、英語がわからないのでチャーリーの声と選曲の良さ
って言った方がいいのかな?(^^;;
克也さんは、ウルフマンの影響が強いって思ってたのに
チャーリーツナの影響が強いなんてめっちゃうれしかったです。
それから、夕方4時か5時頃にヘビメタデーみたいなのがあって
金曜日だったかな? AC/DC&ZZ TOPがよくかかってたのを
思い出します。
投稿: りゅうまま | 2009年9月27日 (日) 16時17分
りゅうままさん、ありがとうございます。
ケーシー・ケイサムは今年の7月4日、39年続いた番組にピリオドをうち引退しました。
チャーリー・ツナは、現在ロサンゼルスの名門オールディーズ専門局K-EARTHの土、日の朝、日本時間だと日、月の早朝に、変わらない元気な声を聴くことができます。詳しくは本家「小林克也のラジオバカ」http://www.radiobaka.com/reg.html をご覧下さい。
投稿: Prof.Harry | 2009年9月30日 (水) 20時33分