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2006年3月16日 (木)

Everything Must Change

やはりそういうことだったのですね。

Dcp_1435  ZIP HOT 100ではもともと90曲を駆け足のフラッシュで紹介し急上昇曲は何曲かピックして全曲流し最後の1時間でトップ10を聞く、というフォーマットだったのですが、数週間前から4時間かけて上位40曲をじっくりかけるようになったのです。落ち着いて音楽を聴けるようになったのはよかったのですが、このあたりから、少し怪しいという気配はありました。

5年前の還暦の際、ガセネタで克也さん引退降板説が流れたときはびっくりしましたが、このたびは本人から直々に出た話だし、マルコ氏とやった記念番組で、「あと5年くらいだと思ってますよ」の一言があり、それ以来改編期を迎えるたび、今回は大丈夫か、と心配になり、番組が続いているとほっとしたものです。番組が続くこと自体が有難いのであり、いつ降板されてもおかしくない。だから、今回の発表にはある程度覚悟ができていたようなところがあり、結構落ち着いています。週一回でも片道2時間かけて通うのがお体にも堪えてくるようになったのでしょう。

それでも、10年以上、当たり前のことのようにあったものがなくなるのは悲しいし寂しいし、実際なくなってしまった後に、ぽかんと穴が開いたような実感に襲われるのだと思います。ちょうど、小生が今の仕事で名古屋に来たのと克也さんの番組開始時期が重なっていたのでその意味でも感慨深く、その間に名古屋ではいろいろなことがあり、「洋楽不毛の地」と言われた空白地帯を克也さんは開拓したと思います。

 その気持ちを殺して、今は、有難うございました、ご苦労様でした、お疲れ様でした、残りの回数、最後の思い出の楽しい放送を宜しくお願いします、とあえて言いたい。

 番組終了のパターンは、派手に普段と違った特集をやるか、普段のままさりげなく終わるか、に二分されるようですが。克也さんの番組の場合、ラジオの野球中継がない時期の半年間限定ものの最終回を聞いたことが多いためか、後者のイメージが強いです。ZIPも後者になる予感。12日の放送でも、今春卒業、をオープニングでチラッと言っただけで後は何も変わっていませんでした。番組BBSでは克也さん卒業を惜しむメッセージ一色だったにもかかわらず。一つの歴史が終わるのですから、何か考えてもいいと思います。

 「あと5年」は結局名古屋での放送のことになってしまい、克也さん自身は、まだ「ローンも残っている」し、舌が回らなくなってもまだDJやるかもしれないとのこと。テレビの放送は続くでしょうけどラジオでお声が聞けなくなるのは耐えられません。別の形で残る予定はないのでしょうか。関東では毎日のようにある録音番組のいずれかを名古屋で流すとか、あるいは東京のスタジオから有線で名古屋に向けて放送するとか。

 そして小生のこのお仕事はどうなってしまうのでしょう。Paul_mccartney_wings_at_the_spead_of_sou_1

12日はポールとリンダが結婚した日、と言うことで、「リンダに捧げた曲」としてWingsSilly Love Songs”がかかりましたが。

 その曲は、リンダへの曲というよりは、ジョンと対話をしていた曲、なんですね。


John_lennon_imagine_2

ジョンのアルバム、Imagineの中の、アナログの時代で言えばB面の3曲目に” How Do You Sleep”という曲があり、これが強烈なポール批判の曲です。

君がやったことは 「昨日」(Yesterday、あの名曲)だけで、君が立ち去った後、君は単なる「ある日」(Another Day,ポールのソロデビュー曲)に過ぎない・・・Paul_mccartney_ram_1

Scan10002 なんて一節が出てきますし、またアルバムの中ジャケにジョンが豚の頭を捕まえている写真がありますが、これはポールのソロデビューアルバム Ramのジャケットの、牛を捕まえている写真を皮肉ったものです。その後、ジョンが「ポールがビートルズに貢献したことは、“バカなラブソング”をいっぱい持ち込んだことだ」と発言しました。

 ポールはその曲を聞き続け、その発言を受け、また同じようなことを言う批評家たちに対しても、アンサーソングとして“Silly Love Songs”を世に出したのでした。

君は、世間はバカなラブソングに飽き飽きしてるって言うけど、

僕の周囲を見回しても、そんなことはない

一部の人は世界をバカなラブソングで満たそうとしてるって言うけど、

一体それのどこが悪いのか、知りたいよ

だって僕は、また恋に落ちたんだから

愛はすぐにはやって来ない

全然こないときだってある

恋に落ちて初めてわかるんだ

愛にはバカバカしいことなんて全然ない

ポールのある種の開き直りとも取れます。

あの二人は、解散後も、こういう風に曲を通してメッセージを送り続け、対話、と言うか喧嘩の続きをしていたんですね。

Paul_young_from_time_to_time_singles_col Everything Must Change はポール・ヤングでした。

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コメント

こんばんわ^^
ジョンの曲も、ポールの曲も知っていたのに、そのつながりには全然気が付いてませんでした^^ゞ
>あの二人は、解散後も、こういう風に曲を通してメッセージを送り続け、対話、と言うか喧嘩の続きをしていたんですね。
…なるほど~っと激しくうなずいてしまいました^^v

投稿: shige | 2006年8月17日 (木) 23時19分

shigeさん、コメントありがとうございます。
わたしでしすよー。思い出してくださいましたか?

投稿: Prof.Harry | 2006年8月19日 (土) 10時51分

明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
TB、どうもありがとうございました。
ポールの「バカげたラブ・ソング」、ジョンへの返答でもあったんですね。二人の間の確執が続いていたことは聞いてましたが、そんなやり取りがあったなんて知りませんでした・・。

投稿: muse | 2007年1月 8日 (月) 21時05分

muse様、あけましておめでとうございます。こちらこそ宜しくお願いいたします。
他にも、Dear Friendとか、Here Todayなんかが、他のジョンへのアンサーソングだといわれています。ジョンはポールを断ち切ろうとしたけれども、ポールはジョンとけんかをしつつも思慕し続けたような節があり、それがジョンの死後の80年代、ひたすら相棒を探そうとする彼の行動に現れたのではないかと個人的に思っています。
ここと同じように音楽と、難しい社会評論(?)を交えつつも、アクセス数の多いmuseさんのところを手本に今年も及ばずながら奮闘したいと思います。宜しく。

投稿: Prof.Harry | 2007年1月 9日 (火) 08時38分

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