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2006年3月10日 (金)

Rock'n 'Roll Heaven

名古屋へいらっしゃらなかった日曜日は有意義でしたか?

というわけでラジオがなかったので、例によってベストヒットUSAの話。

Elvis_presley  35日は1960年、エルヴィスが兵役から除隊した日。

 ジョン・レノンは、77年のプレスリー逝去の際に、彼は軍隊にとられた時点で死んでいたと思っていた、と発言しており、そう思うファンも少なくないようですが、彼にとってはやはり人生の転機で、従軍先のドイツでプリシラと知り合うんですよね。

 大滝詠一翁いわく、日本の洋楽文化はどんなに戻ってもビートルズどまりだけど、アメリカやイギリスはエルヴィスまで戻れる。そこに深みの違いがある。

 克也さんも言っていた、1956年のデビュー時の初テレビ出演はジャズのトミーとジミーのドーシー兄弟が中心のサタデーナイトバンドスタンドで、そこでアレンジャーとして仕事をしていたのがクィンシー・ジョーンズでした。彼の回想によれば、ある時突然、メンフィスから若者がやってきてリハーサルで歌ったら、ジャズ専門のバンドは合わないから怒りだして、特別にメンフィスから彼のバンドを呼んで出演させた。トミー・ドーシーは彼を評し、あんな奴すぐ消える、と言ったそうですが、反響の投書が1万通近くあった。その後、保守的なミルトン・バールのショーに出演したが、それにはその十倍もの反響、と言うか苦情が殺到した。バールはその数で彼がスターになると確信し、マネージャーのトム・パーカー大佐に告げた。その数日後、スティーヴ・アレンのショーに出演したときには、話題作りのための出演だったけどアレンがプレスリーのスタイルを嫌っていたため、初めてタキシードを着せられ、ハットを被った老ビーグル犬を指差しながらハウンド・ドッグを歌わされた。

 とにかく、腰グラグラ、膝ガクガクのスタイルは黒人にもなかった。若い世代は夢中になるが、親の世代は物凄く嫌悪した。とにかく、エルヴィスは音楽とアメリカ文化を変えた。

Elvis_presley_on_stage ところがその後の兵役。除隊後も、パーカー大佐の勧めで映画に多く出るようになるがその自分の活動に疑問を持ち始め、宗教に傾倒するようになる。そんな中で彼の転機となったのが二つ目の映像で流れた、68年のカムバックショー。当時では珍しかった、三メートル四方の小さなステージを360度聴衆が取り囲むスタイルを取り入れ、観客からの直の反応をビンビン受け取り、自分のスタイルを再確認する。克也さんは「使用前、使用後」と言うちょっと否定的な言い方をなさっていましたが、これも彼にとってはいい意味での変化だったのでしょう。

Blues_brothers_briefcase_full_of_blues そして、1982年歿のジョン・ベルーシの命日。レイ・チャールズとの競演のシーンが流れました。日本で最初に発売されたブルース・ブラザースのLPのライナー解説が笑えます。書いている人がジョンとダン・エイクロイドのことを知らなくて、コメディ路線のサウンドトラックだと気が付かず、真面目なカバーアルバムだと思って小難しく解説してる。

Andy_gibb_sadow_dancing そしてそして、ビージーズのギブ兄弟の末弟、アンディ・ギブの誕生日でもあった。


Marilyn_mccoo_billy_davis_jr_i_hope_we_gRex_smith_simply_rex_greatest_hits アンディ・ギブと言えば、まだ
MTVもなくてプロモーションビデオがそれほど作られていなかった時期に開始されたベストヒットUSAが元ネタに使っていた Solid Goldというテレビ番組のホストをしていて、時々ベストヒットにも登場していました。女性司会者はフィフス・ディメンションのマリリン・マックー。彼が病気になったあとは、やはりアイドルで、Sooner or Laterというソープオペラで人気が出て、You Take My Breath Awayというヒット曲もあるレックス・スミスが取って代わりました。

 今回の登場人物は、みんな帰らぬ人になっています。

Righteous_brothers_reunion Rock’n Roll Heavenは、ライチャス・ブラザースの74年のカムバックヒット。作者は山下達朗の英語詩の相棒のアラン・オディ。その時点で亡くなっていたロックスターたちに捧げる曲。

 「永遠を信じるなら、一生なんてほんの一夜興行さ。

  ロックンロール天国があったなら、彼らはバンドを組んで楽しくやってるさ。

  ジミヘン、ジャニス・ジョプリン、オーティス・レディング、ジム・モリソン

  ジム・クロウチ、ボビー・ダーリン、みんな別の演奏場所を見つけただけさ」

それにプレスリーやレノンやジョージやマーヴィンや、今回の人たちも加わる。
願わくば坂本九も。

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