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2007年3月22日 (木)

A Theme from Non-Existent TV Series 

克也さんの数あるラジオ番組が聴けない。

 でも、ナマではないいくつかの番組にはウェブサイトがあり、選曲が確認できるようになっています。

 「ビートルズから始まる」にはないからここでやってくれているのかな?

Joey_scarbury_americas_greatest_hero  克也さんが言う、ラジオを聴きながらの想像、以上の想像力が必要だけれど。まあいい時代になったものです。

 「お願いDJ」の選曲で、ジョーィ・スキャベリー「アメリカン・ヒーローのテーマ」がかかったようなので、その思い出。

 

原題は Greatest American Heroというテレビドラマシリーズ。

 平凡な高校教師が、宇宙人から超能力スーツを、正義をなすために使え、と貸与される。スーパーマンみたいなマントつきだけど、色は反対に真っ赤、胸には感じの「中」を思わせるマーク。

 しかし、取扱説明書をなくしてしまう。

 Greatest_american_hero_dvd これで大騒ぎ。空は飛べるんだけど平行が保てない、着地もうまくできない。怪力は出せるんだけど加減がわからず余計なものも壊してしまう。姿も消せるんだけど部分的に現れてしまったり。

 そんなドタバタで失敗を繰り返しながらもさまざまな事件を解決していく。秘密を共有しているFBI捜査官との世代対立、女性弁護士との恋、生徒とのふれあいもあり学園ドラマとしての要素もあった。

 主役のスーパー教師はウィリアム・カット演じるラルフ・ヒンクリーでした。声は富山敬さんでした。アメリカでシリーズの放送が始まる直前の813月、レーガン大統領の暗殺未遂事件が起きて、その犯人がジョン・ヒンクリーという青年でした。ファミリーネームの偶然の一致が問題となり、すでに取り終えて変更がきかない数話の後、急遽、ラルフ・ハンリーと名前を変えましたが、また十数話後にヒンクリーに戻した、なんて話もありました。学生役だったマイケル・パレがこれをきっかけにスターになりました。

 日本では今の汐留局系列ネットで、第一シーズンは日曜10時半から、第二シーズンは土曜の午後に放送されていました。

 毎週、すごく楽しみでした。

 アメリカに行ったとき、再放送をやっていて感激したのを憶えています。

 ところが今は、DVDは売ってるわ、CSでも放送されてるわ、簡単に見られる。

 いい時代になったものです。

Mike_post_inventions_from_the_blue_line  このころ、テレビドラマ音楽ならこの人、マイク・ポストという人がいました。

 75年ごろの、ジェームス・ガーナー主演、日本でもやっていて、声は名古屋章さんだった、「ロックフォードの事件メモ」のテーマに始まり、この81年ころは、「マグナムP.I.」

とか、「ヒル・ストリート・ブルース」「特攻野郎Aチーム」など、ブームだったの犯罪捜査ものの音楽を全部手がけていました。

 元々カントリーのプロデュースもやっていた人で、ケニー・ロジャースがいたファースト・エディションのプロデュースで出てきた人。ドリー・パートンの「9時から5時まで」も彼でした。

 ジョーィ・スキャベリーは、そんなマイク・ポストの、ヴォーカルが必要な場合に使うお抱えスタジオシンガーだったんですね。それがテレビそのものが大ヒットして、曲も大ヒットした。

Starsky_hutch_dvd

 他にも、テレビからはいっぱいヒットが生まれています。

 憶えている70年代からすると、緊急医療チーム「SWATのテーマ」。




David_soul_the_best_of  「刑事スタスキー&ハッチ」のハッチ刑事、ケン・ハッチンソン役のデヴィッド・ソウルが放ったナンバー1ヒット、”Don’t Give Up on Us”「安らぎの季節」




Glenn_frey_the_best_of  80年代に入ったら、最近映画でリメイクされた「マイアミ・ヴァイス」が大ブームになり、そこからヤン・ハマーのメインタイトルや、グレン・フライ”You Belong to the City”などの大ヒットが出ました。




Rick_springfield_the_best_of

Jack_wagner_all_i_need      ものすごいロングランだった General Hospitalからは、リック・スプリングフィールドやジャック・ワグナーなどのヒットメーカーが登場しました。

 マイケル・J・フォックスの「ファミリー・タイズ」からは、ビリー・ヴェラ&ビーターズ”At This Moment”86年にナンバー1になりました。これは 日本では81年の、赤坂局がやっていた東京音楽祭の受賞曲だったけれども世界的にはまったくヒットせず埋もれていたものが、ドラマによって発掘されたのでした。

 こういうのすべてが、最近のドラマブームにつながってきているのですね。

 「アリー・MY ・ラブ」「ビバリーヒルズ青春白書」あたりに始まり、「ER」「ホワイトハウス」「デスペレートな妻たち」。「24」あたりにはまっている方、私も含めて多いのでは。

 こういうの全て、CSではバンバン流れているし、DVDもすぐに借りられて、時間を選ばずに鑑賞できる。

 いい時代になったものです。

Elton_john_blue_moves  タイトル「架空のテレビ番組テーマ」は実はエルトン・ジョンの76年のアルバム「蒼い肖像」の中のインストの曲です。エルトンがマイク・ポストを意識してか、いかにも典型的なテレビ番組のテーマというのをパロディで作ったもの。笑えます。機会あれば御一聴あれ。

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コメント

Harry先生、お久しぶりです。
「刑事スタスキー&ハッチ」は最近になって再びハマってしまい、DVDを日々夢中で見ています。
デヴィッド・ソウルさんの格好いいことったら…♪
“Don't Give Up on Us”はYouTubeで初めて聴いたのですが、芝居の時とは一味違う甘い声にシビレてしまいました。
「SWAT」のテーマといえば、故・川口浩さんを思い出しました。
苦笑…やがてしんみり。

投稿: 楊竜胆 | 2007年7月28日 (土) 21時44分

  楊竜胆 様、こちらこそオひさ、こめんとありがとうございます。
「スタ・ハチ」のDVDはボックスセットでお持ちですか?うらやましい。僕も欲しいんです。中古で安いのが出るか、あるいはCSで再放送が始まらないかなあと狙っているんですけど。。。
 オープニングのナレーション、確か「スニーカーの中にリボルバーを隠し・・・」って一節があったような気がするんですけど、そんなこと実際に可能なんですかね?大きすぎて入らないと思うんですけど。
 デヴィッド・ソウルは「ダーティーハリー2・マグナムフォース」にも出ていました。悪役で。悪役といっても警察内部の裏切り者で法で裁けない犯罪者を退治する役で、途中まで悪役だと分からない役回りで、彼によくあっていたと思います。
 ポール・マイケル・グレイザーは映画監督になってしまいましたね。
 川口浩のあとをついで、宮内洋探検隊ってのがちょっとあったと思ったんですけど、消えてしまいましたね。

投稿: Prof.Harry | 2007年7月30日 (月) 07時44分

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