Oakland Stroke
チョイ渋めのライブに行ってきました。
今回はタワー・オヴ・パワー。
70年代に最も活躍したグループ。
色々な音楽の要素を持ったグループです。
広い意味ではソウル、R&B, ファンクでしょう。
ところが、40年やっているこのグループで、結成時から今まで残っている唯一のメンバーであり、当時からリーダーであったのはエミリオ・カスティーヨという人物。
これは名前からも明らかなとおり、メキシコ系アメリカ人です。
ホール&オーツ、ライチャス・ブラザーズ、以前取り上げたアヴェレージ・ホワイト・バンドなんか、白人がソウル、R&Bを演る場合の「ブルー・アイド・ソウル」をさらに細分化して、ラテン系の人たちがソウルを演る場合の「ブラウン・アイド・ソウル」という言葉がありました。この背景を考えるとタワーもそうだといえるかもしれません。
70年代には、カルロス・サンタナの弟ホルへがいたマロ、他
にエル・チカノ、ティエラなんていうグループが活躍していました。これらのグループはサルサなどラテン音楽のリズムを前面に打ち出していたのに対し、タワーにはあまりそのような要素が感じられません。普通の(?)ソウル・ファンクに近いです。

そしてこのタワー・オヴ・パワーの最大の特徴はなんと言っても、そのエミリオが率いるブラスセクション。同時代としてはシカゴ、アース・ウィンド&ファイアの向こうを張れる存在でした。
単純なリズムのディスコ全盛の70年代末から80年代いっぱい、彼らのような難しいR&Bは敬遠される傾向になり不遇の時期を迎えますが、それでもタワーのホーンセクションはヒューイ・ルイス&ニュースの曲のいくつかにフィーチャーされたり、やはりタワー・オヴ・パワー=ブラスのイメージは色褪せませんでした。
ヒューイ・ルイスといえばサンフランシスコですが、タワーの拠点もベイエリアで、湾を挟んだ対岸、ゴールデン・ゲート・ブリッジで結ばれたオークランドです。アスレチックスの街。ヒューイとの繋がりも土地柄、そして多人種多文化の共存に比較的寛容な西海岸だからこそ生まれたミクスチャー音楽といえるでしょう。彼らもその土地にこだわっており、タイトルにオークランドが含まれるアルバムは2枚あり、そのうちの1枚、代表作の一つ、Back to Oaklandには、曲としてもOakland Strokeという、彼らのテーマみたいな曲も入っています。
40年やっていますが、メンバーの交替が激しく、残っているのはさっきのエミリオしかいません。ところが現在もベテランばかりを集めて、平均年齢が50を超えていそうです。総勢10人。ほぼ全員が、今の日本だったらメタボリックがどうのこうのって言われそうな体型。しかも全員が大きな楽器を抱えてる。それが狭いライブハウスのステージ上で、結構動き回る。ちょっと窮屈そうでした(笑)。
その”…Stroke”で始まったライブ、ちょっと異様な空間でした。
実は彼らは、評価は高いけど広く知られたヒット曲がありません。
一番ヒットしたのは73年の "So Very Hard to Go”というバラード、それもトップ20でした。それは演奏されませんでした。
ほとんど、マニアしか知らないようなマイナーな曲で、サビの部分でヴォーカルがストップして、聴衆に一緒に歌わせようとします。結構な人数が入っていましたが、それについていってしまうんです。アンコールで出てきた、もう一曲のバラードのマイナーヒットの “You’re Still a Young Man”, ファンキーなところではアンコール前の “What is Hip?” “Don’t Change Horses in the Middle of the Stream”など昔の代表曲。JBに捧げた”Still Diggin’ in James Brown”、これは新し目の90年代の曲ですが。マイク向けられても歌えちゃうんです。根強いファンはいるものです。
バラードっぽい曲はグルーヴィーに、ファンキーな曲はダンサブルに、だんだん暖かくなっていくこの時期に、フロアーは熱く、ステージはちょっと暑苦しい(?)ライブでした。
お誕生日おめでとうございます。
土曜日、朝五時起床の長時間生放送、お疲れ様でした。同時間帯の短縮新番組は録音でしょうか?去年のZIPといい、週末の番組がだんだん少なくなるのは少しさびしいで
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