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2007年5月10日 (木)

Breakfast in America

Gym_class_heroes_cupids_chokehold Gym Class Heroes “Cupid’s Chokehold”が一位独走中。

8日のベストヒットではサンプリングネタと一緒にかけちゃう粋な計らいで見ることができました。

 懐かしい79年のスーパートランプの「ブレックファースト・イン・アメリカ」。

 今いろいろ調べてみると、70年代イギリスのアート・ポップのバンド、なんて説明しているサイトがありました。

 確かに、シンセサイザーやコーラスを中心としたサウンドは美しい。プログレ的ですらあった。

 でも彼らのサウンドの特徴は、ボーカルの、ちょっととぼけた声のリック・デーヴィスと、甲高い声のロジャー・ホジソンが作り出すハーモニー。

 そして、なんだかよくわからない歌詞と、ユーモアあふれるアルバムタイトル、ユニークなジャケットデザイン。それらが一つのスタイルを作っていたようでした。

Goo_goo_dolls_let_love_in  ここ数年、なぜかスーパートランプが熱い。

二年前にグー・グー・ドールズがカバーしてHOT ACの部門で年間1位だった”Give a Little Bit”77年のスーパートランプの曲。グー・グー・ドールズの世代にとっては、子守唄代わりだったのでしょう。

 

 Supertramp_even_the_quietest_moment このスーパートランプの曲は、クリストファー・リーヴの「スーパーマン」にも使われていたんです。後半の、スーパーマンが地球を逆回転させて時間を戻す少し前、何かの戦いで、ガソリンスタンドが爆発する場面がありますが、そのときラジオで本の数秒流れていたのがスーパートランプの”Give a Little Bit”だったんです。もちろんサウンドトラックには収録されていません。こういうのを見逃さない、いや聞き逃さないのが「アナログ針飛び」の鬼。克也さん、憶えていますか?

 グループ結成の経緯は、リック・デーヴィスが知人のドイツ人の大富豪から、「私の夢のバンドを作ってみろ。金銭支援は惜しまない」と持ちかけられて、メンバーをかき集めたのが最初だという。その富豪は気まぐれで直ぐに金銭支援はストップしてしまったが、その直後に大成功した。

 その最大の大成功は、79年の「ブレックファースト・イン・アメリカ」。

Supertramp_breakfast_in_america  その表題曲は、アメリカでも1位をとったと勘違いされていることが多いですが、それはアルバムのほうで、実は日本だけのヒットなんですね。アメリカでは最高位62位。

 アメリカでは、「ロジカル・ソング」、「テイク・ア・ロング・ウェイ・ホーム」がトップ10、グッバイ・ストレンジャー」がトップ20に入りました。でもそれらは日本ではあまり知られていません。

 日本ではレコード会社が、「ブレックファースト・・・」の日本人好みの短調メロディに眼を付けてシングルにして、大成功したのでしょう。当時A&Mレコードは日本ではアルファレコードがやってましたっけ。

 ところが、ここ数年、アメリカのクラシックロック専門局を聴いていますと、この「ビブレックファースト・・・」はよくかかっています。当時は注目されていなかったけれど最近になって再評価されている曲、他にもいろいろあります。Gym Class Heroesもそんなところから注目したのでしょう。

 そして印象的なのはアルバムジャケット。

 ニュー・ヨークが背景。しかし自由の女神像の代わりに太っちょのウエイトレスのおばさんが同じポーズを取って、松明ではなくオレンジジュースを空高く掲げている。バックのニュー・ヨークの街並も、今はなき世界貿易センタービルがコーンフレークの箱だったり、他に缶詰だの皿だのコーヒーカップだのでできている。これはグラミーの最優秀デザイン賞に輝きました。

 そのジャケットがあまりにも印象的だったので、そのウエイトレスのモデルのおばさんがプロモーションで世界を回りました。バンド本人ではなくジャケットのモデルがプロモをして回ったというのは(アーティスト自身が実は演奏していなかったという場合を除いて)他に例を知りません。日本でも、タモリのオールナイトニッポンあたりに出ていたのをよく憶えています。

 無理やりつなげますが、タモリといえば。

 いいとも御出演、ストラップ獲得おめでとうございました。

 やはりお風邪を召しておられたのですね。お声が調子よくなかったみたいですし。お話も、ゴルフのこととか、散歩のこととか、犬の「ちょっと、ちょっと」のこととか、町内会の会合か、サウナの中でのオヤジのおしゃべりみたいな内容で、やや弱弱しい印象でした。もうよくなられたでしょう。くれぐれも御自愛ください。

 

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受信: 2007年11月11日 (日) 20時57分

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