スポーツ

2006年10月12日 (木)

Say It Isn't So

 とりあえずは御目出度い、ドラゴンズのセリーグ制覇。

 僕は自称「消去法ドラファン」なんですね。

 もともと中部地方出身ではないのに今は名古屋が拠点になっている。

 野球は大好きです。自分でもやってた。

 小学生のころ、野球のことがいろいろわかってきて、ある時突然、なぜ自分の周りには巨人ファンしかいないんだろう、とハタと気がついて疑問を抱いた。そして子供心に、これはマスコミを巻き込んだ巨大な陰謀が渦巻いているのではないかと感じ、巨人ばっかりの野球情報に呑まれてはいけないんだ、とつっぱった。

 パリーグというのはあるのは知っていたが、プロ野球知りたての頃は、セリーグとパリーグは一部リーグ二部リーグの関係にあって優劣があるんじゃないかと思っていた。70年代だから、まだ南海、阪急、近鉄、太平洋があって、2シーズン制を採っていた頃です。テレビ中継は巨人戦ばっかり、パリーグは新聞にかろうじて載るだけ、そのくらいの情報量の差があった。

 ところがそうではない。二つは平等のはずだった。

 注意してみていくうちに、渋くて個性的な選手がいっぱいいて、面白い野球をやっている。

 そのうちに、パリーグにはまっていきました。

 周りの友達が知らないチームや選手の情報をわかったつもりになっていて、ちょっと誇らしかった(このあたり、音楽に入っていった過程とよく似てる。捻くれてたからなあ。そういえば、全く同じ頃だ)。

 チームとしては、一番試合を観に行けた、日本ハムファイターズのファンになりました。大学時代は後楽園が近くだったこともあり、ほんとによく行ってた。

 ところが、この僕は縁あって名古屋へ。そしてファイターズは札幌へ行ってしまった。いかにインターネット時代とはいえ、それだけ距離ができてしまうと情報をフォローするだけでも大変。

 セリーグに関しては、巨人でなければどこが勝ってもいい、という感じでしたので、自然にドラゴンズを応援できるようにはなりました(ちなみに私は「修正主義アンチ巨人」あるいは「ネオ・アンチ巨人」を自称してます。従来のアンチ巨人は、強い巨人が負けるとスカッとする、アンチ巨人も巨人ファンのうち、という人たちでしたが、私は、巨人の情報一極集中を是正しなければ日本の野球の健全な発展はありえない、だから巨人どんどん弱くなれ、と考えていましたから。最近は好ましい状況にある)。

 そしてこの秋は、そのドラゴンズ対ファイターズの日本シリーズが観られるかもしれない。ワクワク。

 さて、いつもの通り、音楽に話題を戻しますが、ここまで長々と野球の話をしたのも、今回は野球がらみだからです。

108日のベストヒット、ニューヨーク三部作の最後、ラジオ局は残念ながらありませんでした。

Average_white_band_greatest_and_latest その日はAverage White Bandのオリジナルメンバー、ハミッシュ・スチュアートの誕生日、そしてリクエストコーナーではホール&オーツのSay It Isn’t Soがかかって、二週間前のこのコラムで話題にした二組と偶然一致しました。



Daryl_hall_john_oates_rockn_soul_part_1 このSay It Isn’t Soというのが、アメリカ英語では結構有名な言い回しで、ルーツが野球がらみなんです。

 古く1919年のワールドシリーズ。

 シンシナティ・レッズとシカゴ・ホワイトソックスとの対決でしたが。

 レッズが勝利しワールドチャンピオンとなりましたが、ホワイトソックス側に大掛かりな八百長疑惑が持ち上がりました。チャンピオンシップの行方が賭けのネタになり、ホワイトソックスの選手がレッズに賭けたバイヤーから金銭を受け取った上でわざと負けていた、という。

 タイ・カッブ、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリックらスターがぼちぼち出てきた頃、野球が大衆娯楽として定着しつつあった時期に、イメージをぶち壊した事件でした。

 嫌疑をかけられた選手のなかに、「シューレス」ジョー・ジャクソンという名外野手、天才的安打製造機がいました。

Joe_jackson_night_and_day ジョー・ジャクソンといっても、あのStepping Outの、ベストヒットに出演して、克也さんに何を訊かれても yeah no としか反応せず話が続かなかった、あのジョー・ジャクソンではありません。当たり前ですが。

 「シューレス」靴無し、でヒットを打って走ったことがあり、これは靴が足に合わなかったため仕方がなくやったことで、観客からも不評を買ったようですが、その場面のインパクトが大きく、その渾名はずっとついて回りました。

 その八百長事件は、ホワイトソックスに因んで、ブラックソックス疑惑事件と呼ばれるようになり、ホワイトソックスから8人の選手が有罪判決を受け球界永久追放になりました。

 ジョー・ジャクソンも金銭授受を認めました。傍聴席にいた一人の少年ファンが、”Say it isn’t so, Joe!”「嘘だといってよ、ジョー」と叫んだ、という。

 この少年の話自体、事実だったかどうかはっきりしないのだそうですが、とにかくこれで”Say it isn’t so, Joe!”が流行語になり、今尚残っている、ということです。

 ジャクソンは後に、裁判で認めたのはオーナーから圧力を受けたからで金銭授受の事実はない、と証言を撤回し無実を主張し続けましたが、1951年に逝去し、現在尚名誉回復には至っていません。

 ファイターズには、プレーオフ第二ステージ、頑張ってもらいたい。

 広島には来シーズンがありますよ、克也さん。

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2005年11月10日 (木)

Running on Empty

珍しく小生の本業ならではの話になります

ZIP HOT 100の毎年恒例の秋の名物といえば、二週間前のビルメンテナンス停電による地獄の18階階段上がり、それから今年は万博の関係で春に前倒しになりましたが、郷土三英傑パレード。そして今週の、大学駅伝中継による放送開始の一時間遅れ。

小生は大学関係者としてこの手の大学スポーツが好きにはなれません。こういうスポーツ大会の時しか名前が出てこない大学ってありますけど。そんな大学のひとつで働いていた時の話。

4月の最初の授業が終わって教室を出ようとすると、思いがけなく5,6人の学生に呼び止められ取り囲まれました。そして一人一人から、「体育会系××部の○○です」と自己紹介され仁義を切られました。そんなことは初めてだったので、意味もわからず、こんなのもありなのなかなあ、と思ってその場は済ませました。

その意味が分かったのは一学期が終わって夏休み中にテストを採点していた時。そのクラスの答案には氏名番号記入欄に、頼みもしないのに「体育会系××部」と書いてあるものがやたら多い。しかもそういう答案に限って、設問にまともに答えておらず、世間話とか、その部活動の練習が大変だという話とか、「先生、授業面白いですねー、かっこいいですねー」などという見え見えのお世辞が書いてあったりする。

そこでピンと来ました。この手の大学の内部では、スポーツ入学だとか、体育会系で活躍していると言っておけば、勉強しないのを大目に見て通してくれる先生が少なからずいるのでしょう。

僕は大学当局からそういう学生を優遇しろという指示は受けていなかったし、テストはテストでできる限りのことをするのが筋で、きちんと答えていない答案に点を出すのはおかしいと思ったので、それなりの評価を下しましたが。

それからもう一点。今回もN大学とY大学で外国人パワーが大爆発していましたが。Y大学のその選手の10人抜きにはあっけにとられました。

Y県出身の「笑点」レギュラー三遊亭小遊三師匠のネタによりますと、Y県では大和民族が定住する遥か以前から外国人が山奥に住んで村落を作っていて、彼らはその子孫なんですよ、などと言ってますが、もちろんそんなことはありません。

スポーツ大会で名前を出そうとするこの手の大学は、現地から情報を収集し、あらゆるスポーツの分野でオリンピック強化選手級の選手をスカウトし、学費免除の奨学生扱いで呼んで囲います。言うなれば、アマチュアであるはずの大学スポーツにメジャーリーグ級が混じっているようなもの。今回の展開を見れば明らか。これで学生スポーツといえるのでしょうか。

B000002gw501_sclzzzzzzz_今回のタイトルはジャクソン・ブラウンの78年のヒット曲。大学の思惑がいかにあろうとも、選手たちは無心に走っていたんでしょうねえ。同名アルバムはライブ盤で、ベストヒットUSA82年暮れのリクエスト特集でこのアルバムから「STAY」のビデオが放送され、バックヴォーカルで参加していたRosemary Butlerがゲスト出演していました。                      

B0000085tm01_sclzzzzzzz__3純粋な放送と音楽の話題も一点。先週のZIPの放送のSong of the  Weekの訳詩コーナーで取り上げられた、Herman's Hermits "Mrs. Brown You Got a Lovely Daughter"「ミセスブラウンのお嬢さん」。その曲と、Freddie & the Dreamers "I'm Telling You Now" とに挟まって、1965年のアメリカのチャートで3曲連続マンチェスター出身で1位になったと言うので、克也さんが思い出せなかったのは Wayne Fontana & the Mindbenders "The Game of Love"ではないでしょうか?B0008g2esc01_sclzzzzzzz__2B000024uy401_sclzzzzzzz__1

このグループには後に10ccの中心メンバーとなり、80年代にはポール・マッカ ートニーとともに活動したエリック・スチュアートがいましたね。

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